面接官が大切にしている事

転職活動をする際に、身なりをそれなりに整えるのは当然の事ですよね。
ですが、ワイシャツやネクタイの色、靴、腕時計、髪型までが面接官のチェックの対象になっていると思う人は少ないのではないかと思います。


数年前家族が転職をした際の事ですが、知人の紹介を受けて臨んだ面接でまさかの不採用になってしまいました。スーツにネクタイ姿で特におかしな処もなかったので、あまりに大人しくしていて元気の無い人と思われたのが敗因か?と勝手に想像していました。
紹介をしてくれた知人からの連絡で判明したのは、元気のなさもありますが、服装の問題点でした。
当日着ていったのは白地に薄いストライプのワイシャツ、濃紺に白い水玉模様のネクタイ、薄いグレーのスーツ、履きなれた黒の革靴。

 

何が悪かったかというと、もともと大人しめに見られがちな上に、服装の色が暗すぎた、というのです。
知人のアドバイスは、

  • 真っ白のワイシャツに赤系の斜めストライプのネクタイ
  • 流行を少し取り入れた形のダークスーツ
  • 靴は事務系職種が履くべきタイプ(紐で編み上げる靴)
  • 髪はきちんと分けてワックスをつける
  • 腕時計も職種ごとに持つべきものが決まっている

というものでした。
後は、入室した時の姿勢、声の大きさ、目線が定まっているか、という点も指摘を受けました。
この指摘を受けたあと、アメリカ大統領や日本の有名な経営者がどんな服装をしているか、ニュースサイトなどでチェックしてみたら、確かに多くの人が「赤」を取り入れていました。
赤はパワフルで前向き、やる気のあるイメージを見る人に与えるのだそうです。

 

面接を受けた家族は性格的に自分を前面に出して売り込めるタイプではなかったのですが、さらに悪い事に返事が曖昧で軽くネガティブな発言もしてしまったそうです。
そりゃ落ちるわ、とその場に居たみんなで納得しました。

 

それからは、まず姿勢を直し、自己PRを練り直し、そして新しく赤が入った斜めストライプのネクタイを買いに行き、靴も新調しました。
兎に角暗い雰囲気を出さないよう注意し、次に臨んだ採用面接では見事採用となりました。

 

こんなにも第一印象が重要視されるのにも驚きましたが、それ以上に驚いたのは、外回りの営業と、内勤の事務職とでは靴も腕時計も違うという事、人事のプロの中にはそういう点を重要視する人が確実にいるという事でした。

 

これから転職を考えている方には是非、男性の服飾の歴史からくる「あるべき姿」という問題をクリアして欲しいと思います。
今の時代、何を着て何を身に着けるかはほとんど個人の趣向と思われがちですが、実はそうではなく厳然として「ルール」が存在するのです。